スペインサッカー挑戦記~日本人が知らないスペインサッカー~
こんにちは!
サッカーファミリーを応援する体作りプロジェクト協会です!
蒼空コーチがスペインで選手として活動しながら、指導者ライセンスを取得し日本でスクール生の皆さんの指導に役立てたいと考えて頑張っています。
蒼空コーチから聞いた現地のサッカー情報を交え、日本人の知らないスペインサッカーについてお伝えしていきたいと思います。
今回蒼空コーチを含め20名程の選手が参加しています。
高校の時に日本でも有名なトップレベルの強豪チームに所属していた選手ばかりが参加し 非常に高いモチベーションの中で生活をしています。
※右でシュートしているのが蒼空コーチです。
新型コロナウイルスの影響で2か月遅れての渡航になりましたが、さすがサッカー大国だけあり、コロナの感染対策をしながら現地ではサッカーを続けています。
入国して2週間程は日本人のみの練習となり、スペインリーグの2部のコーチが2名ついてスペインサッカーの戦術理解のための練習をして頂きました。
スペインのコーチ曰く、日本では全国区の有名強豪チームの選手だったとしても『スペインの11歳の子どもよりも下手』と言われるそうです。
これは驚きが大きく、衝撃的でした。
日本人は技術についてはスペイン人より上手なのだそうでが、スペインでは“戦術的な理解の高さと実践する技術”が重要なので、技術だけが上手くても戦術理解が伴わないと使えないという判断がされます。
ですので、まずは日本人だけで戦術的な理解を深める練習をスペインのコーチに教わってから、チームのトライアウトに参加しチームが決まりました。
【スペインサッカーのポイント】
スペインでは“技術”よりも“戦術理解”が重要!
※赤いウエアがスペインのコーチで一番左が蒼空コーチです。
【世界から見た日本のサッカー】
世界の多くのサッカー環境は、子どもの頃から1部から8部ほどのカテゴリーでチームを分けており、試合に出られなければレベルを下げて試合に出られるカテゴリーのチームに入ります。
日本のようにクラブチームと部活に分かれておらず、プロまでの道がみんな平等に続いている ため、上位チームやプロへのステップアップがしやすい環境が整備されています。
日本で強豪校の部活で活躍しても世界のサッカーでは、無名となり価値はないのだそうです。
それよりも『スペインの6部です。』という方が、価値があるとうい事でした。
そして、世界のサッカーのスカウトマンは、日本にはあまり来ないという現実があります。
島国の日本へは来るだけでも大変な費用と手間がかかるため、相当な価値がないとわざわざ時間とお金をかけてスカウトは来ないということなのです。
このような背景から、日本のサッカー環境は世界の基準に合わせることなく発展したのかもしれません。
このようなことからも日本にいるより、ヨーロッパなどのチームに所属した方が選手として価値を見出されやすくなり、本人の努力次第でチャンスが広がります。
そのためサッカー選手は国にこだわることなく、より高いレベルのチームからスカウトされれば移籍し、更なるステップアップを考えるのが世界のサッカー選手の当たり前なのです。
長友選手曰く、日本人ではなく“地球人”という考えはこういう所からくるのかもしれません。
【最後に】
海外に出て外の環境を知り日本を見る事で、日本にいても気が付く事・知ることができない事がたくさんある事を知りました。
日本の常識しか知らなかったので驚く事ばかりで、『もっと知りたい!』と思う気持ちが膨らみました。
さて次回は、“日本とスペインのサッカー環境の違い”を更に深くお伝えします!
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