子供向けサッカーのお勉強会レポート

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先日行いました、子供向けサッカーのお勉強会の様子をお知らせいたします。


3,4年生と5年生以降に分けて開催致しました。


2年生以下はまだまだ団子サッカーも多い状況のため、混乱を招いてしまうことを考え、3年生以降の開催としました。


テーマは『ボールウォッチャー』『スペース』『ギャップ』『オフ・ザ・ボール』『幅と深さ』など、個人戦術に必要な知識をお伝えしました。


3年生以降から『幅と深さ』についてもチームで行っているようで、言葉だけは知っていました。


が、意味や実際にどのように動いたら良いかは理解していませんでした。


幅と深さについてはチーム戦術にかかってくる部分なので、チームとして活動をしていない弊協会の運営のサッカースクールではやらないのですが、チームでは必要になることなのでやらせて頂きました。


『わからなくても大丈夫!今日知ってもらえれば良いからね(^^)』と伝えて始めました。


コーチから言葉は聞いているので、『知っていなくてはいけないこと』と思っているお子さんも多くいます。


しかし、確認しながら聞いていくと言葉聞いたことあるけれども具体的に何をどうしたら良いのか?は理解できていない事がわかりました。


大人も理解できていない事も多く、その上で子供たちにわかりやすい言葉でアウトプットできる人はあまりいない現状があります。


試合の時に怒りまくっているコーチを良くお見かけしますが、アウトプットがきちんとできていないために、子供たちに伝わっておらず自分の思い通りに動いてくれないために怒りまくってしまうのです。


こうなるとコーチは伝えているから、“伝えているのにできないのは子供たちが悪い”という心理状態になり、試合中に思い通りに動かない子供たちに怒りを爆発させている方も多いと思います。


しかし、試合中に思い通りに子供たちが動かないのは、単に“理解できていないから”なのであり、アウトプットをきちんとできていない大人側の問題なのに、子供たちの責任にしているだけなのです。


子供たちはきちんと理解すれば試合中に何も言わなくても自分の判断で動き出します。


その状況を作るために練習があるのです。


子供たちはみんなとても賢いです。


大人の意向をしっかりと読み取り行動してくれています。


高学年以降になると更に賢くなり、きちんとアウトプットできていない大人の力量不足も見抜く子がでてきます。


子供たちに理解できるように話をできない大人に対し、意味のわからない事を素直に言うようになります。


するときちんと答える事ができない大人は、“圧力や力で押さえつけよう“とします。


このような状況を“反抗”と呼ぶ大人がいます。


これは子供が悪いのでしょうか?


私は、きちんと子供に理解できる言葉でアウトプットできていない大人側に問題があるのだと思います。


何度も言いますが子供たちは賢いです。


子供たちは経験や知識が大人よりも浅く、未熟な事は当たり前です。


自分たちもそうでした。


だからこそ、その子供たちの目線に合わせた言葉で話しかけ、理解させてあげれば良いだけなのです。


きちんと理論的に理解できれば子供たちは、すぐに実行を始めます。


それは、大人も驚く吸収力とスピードを持っています。


子供たちが『やりたい!』と思えるようにする→やることで上手くなる


このような状況を作ってあげる事が理想的な“指導”であると考え講座を構成しています。


今回は子供たちにわかりやすくするために、メッシやクリスチアーノ・ロナウド、ネイマールなどで夢のドリームチームとフィールドを作り、視覚的にわかりやすく説明させて頂きました。


最後に実際に『幅と深さはどうやって作ったら良いかな?』と自分たちで動かしてもらい作ってもらったのですが、3、4年生でも全ての内容を作ることができました。


知る事により試合中に気づくことができるようになり、知識が入ったことにより動きの中で出てくる新しい疑問が出てくると思うので、『これから今まで気づけなかった事に気づくかもしれないので、もしわからない事が出て来たら(鳥山)コーチにいつでも聞いてね!』と伝えました。


知識が入り知見が広がり視野が広がることで、今まで気づけなかった事に気づく。

新しい状況にどうしたら良いのかわからない状況が生まれる。

コーチに疑問をぶつけ、攻略法を知る。

攻略法を実行する。

知識と技術が向上する。


上記のような繰り返しで人は成長していけます。


逆に言うと、このような段階がないとなかなか向上する事ができません。


適切に子供たちの興味や関心を引き出し、段階を踏んで知識を提供し一段階ずつ階段を確実に登ってもらい、知識と技術を向上させていけるように今後も努力していきたいと思います!




3、4年生の部。


サッカーの練習ではないけど、目は真剣でアスリートの目になっていました。


みんな“脳でサッカー”をしていたのだと思います。


高学年の部。


    

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