スペインサッカー挑戦記〜挑戦者の現在〜

こんにちは!

サッカーファミリーのパフォーマンス向上を応援する体作りプロジェクト協会です。

今日はスペイン挑戦記3回目、スペインの現在についてお知らせします。

日本の報道では、『ロックダウン。マドリード市内へ入る場合は厳戒態勢。』という言葉が耳に入り、大変な状況を想像しました。

そらコーチが10月7日にスペイン入りし、入国してすぐの9日にロックダウンが発表になりました。

日本では大変な報道ばかりがされましたが、現地に滞在するそらコーチに現地の状況を確認したところ、マドリード市内は割と落ち着いた感じのようです。


車の数や街に出る人の人数は、やはり通常の何分の1という感じですが、ソーシャルディスタンスを意識した中で、買い物も普通にできているようだし、お散歩や公園でのんびりする人の姿が見られました。


スペインの国民性として、楽天的で奔放な性格があるため日本人の考えとは大きな違いがあるようです。


日本人に比べて人との距離が近く、家族を大切にする国民性です。


毎週末に家族・親族と15人前後で過ごすことが普通なスペインの方たちは、大変羨ましい反面、感染症に弱いともいえるのかもしれません。


スペイン、そして世界の新型コロナウイルスが、できるだけ早く収束することを心より願います。


さて、日本では報道されないスペイン事情、続いてはサッカーについてお伝えします。


現在は日本人練習のみで、20名ほど参加しています。


JFLアカデミー出身者やJリーグのユース・部活の強豪校など、日本でも有名チームに所属していた子が多く、みなさんの意識の高さにたくさんの刺激を頂いてるようです。


半分ほどは去年からスペインで活動しており、そらコーチを含め新規での参加は約10名ほど。


スペイン2部のチームのコーチ2名が練習の指導にあたって下さっており、半分が去年からスペインでプレーしているため、レベルの高いプレーを求められるということでした。


現在は6名以上のプレーを規制されており、練習の時は3対3を基本にするため試合はできないそうです。


プロは別で、リーグ戦は行われています。


しかし、一般ではチーム活動はお休みなため、土日は完全なお休みのようです。




【日本でプレーする日本人とスペインでプレーする日本人の違い】

“スペイン”と言ってもまだ日本人のみの練習なので、スペインのチームの練習に参加しスペイン人とプレーをすれば、更にレベルは高いと思います。


しかし、日本人だったとしてもスペインでのプレー経験がある方が多いため、スペインよりのサッカーをされることから現状の違いをお伝えします。


⚽判断が早い。

日本人はボールを持ってから周りを見る選手が多いです。


というか日本にいるとほとんどの方がボールを持ってから周りを見るのではないかと思います。


しかし、スペインではボール持つ前から周りを確認しており、ワンタッチでのプレーが多く見られます。


それだけ判断の早さを求められるのです。


ボールを持ってから考える、ドリブルをするのではプレーが遅くなってしまい、ボールを取られてしまう確率が高くなります。


⚽プレッシャー(寄せ)が早い。

プレー中に『早く寄せる』ことをチームメイトから求められるそうです。


これは、判断が早くないとできない・遅くなってしまうため、判断が早い事にも繋がりますね。


日本でプレーをすると寄せているのかいるのかいないのか?というプレッシャーのかけ方が多く、相手(敵)にフェイントをさせてしまう隙を与えるプレーを多く見ます。


しかし、スペインではボールが入りそうな所に早く寄せることは常識なようです。


ボールが入ってからでは寄せるのが遅くなってしまうため、ボールが入る前に味方と相手(敵)の位置関係とスペースを認識しておき、どこにボールが入りそうかを常に予測し、意識しておく必要があります。


ということは、ボールを持ってからどこにドリブルをするかを考える日本のプレースピードはスペインの選手からしたら遅く、ボールを取るのは簡単かもしれません。




【スペイン(世界)でプレーするために必要な要素を考える~サッカー脳とは~】

判断力の早さ、プレッシャーの早さを求められることを考えると、スペインでプレーするために必要なことはどのようなことでしょうか?


①常に周りを確認しておく。

日本ではボールを持った時しか意識してプレーしない人が多く、それ以外はボールウォッチャーになってしまう人が多く見られます。


しかし、スペインの早い判断の中でプレーするには、ボールを持っていない時にどれだけ味方と相手(敵)の位置を確認し、どこにスペースが空いていてなどの情報を確認し、スペースにタイミング良く入り、ボールをもらえるようにするなど、ボールを持っていなくても様々な駆け引きが行われています。


②周りの状況を上手く使う方法を常に考えて意識しながらプレーをする

味方・相手(敵)、空いているスペースの位置関係を把握し、それをどう上手く使うとゴールに結びつくのかを考えてプレーする力。


プレーに創造性を感じさせるサッカー脳を育むには、“知識と経験値を上げる”ことからしか生まれないのではないかと思います。


すごい発明をするには、たくさんの知識と何度も失敗を繰り返し実験を繰り返し、トライ&エラーを繰りかえすことで得られる経験値からしか、素晴らしい発明は生まれません。


スペインでは、練習からその様々な経験をさせるために、コーチ陣は子供たちに向き合い、子供たちに理解できるような説明を繰り返し、練習に取り組んでいます。


コーチが子供たちが納得のできる説明ができなかったり、試合に勝てない場合には解任されることは日常茶飯事のスペインサッカーは、常日頃から日本よりも厳しい環境でサッカーに取り組んでいるのかもしれません。


コーチと子供たちの多くの努力と練習を積み重ねた結果、スペインサッカーは日本人から見ると創造性の高いサッカーに見えるのではないかと思います。


しかし、その創造性の高いサッカーは、子供たちが自由の中から手に入れたものではなく、様々な知識や経験を練習の中でコーチたちが積ませた結果の賜物であるのだと思います。




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