気持ちの切り替えを早くするには?

「気持ちの切り替えが上手くできないようで・・・」

「気持ちの切り替えが遅い」などのお悩みを頂くことが多く、多くの親御さんが

“気持ちの切り替え方が早くなった方が良い”

と考えているようです。


確かに、気持ちの切り替えは早くできた方が良い事が多く、「スタメンに選ばれなかった」ということで気持ちが落ちてしまい、途中交代で出場機会を得られても気持ちの切り替えができていないと、絶好調のプレーはできませんよね?


では、気持ちの切り替えを早くするにはどうしたら良いのか?


まずは、気持ちの切り替えが早くできない理由とデメリットから見ていきましょう。


【気持ちの切り替えが早くできない3つの理由】

①自己肯定感が低い。

自分を信じることができない『自信のない』状態です。

“自分はできない”という思いを抱えて生きていると物事への取り組みに積極的になれず、一歩出るのが遅くなったり、周りを見て確認してから始めるようになるので、消極的なイメージを与えます。

できない自分を受け入れる事ができないため、上記のような“できないという状況を避ける”行動を取りがちになります。

自己肯定感が高い子は、“できる自分もできない自分も受け入れる”事ができるので、できない事からも学ぶ姿勢を持って生きています。

前者と後者では成長率に違いがでるのは歴然です。


②マイナス面をクローズアップしてしまう。

マイナスな事ばかり目のいく子は、マイナスな事があるとそのことばかり気にしてしまい、他の事に目が向けられなくなります。

スタメンに選ばれなかった事で「自分はだめなんだ」という思いにばかり目が向きます。

頑張っているのに評価されない事で悲しい気持ちになったり、または頑張っている自分を評価してくれないコーチに対して怒りを感じ反抗的になる子もいます。

これはどちらも“感情的”で“感情優位”の判断です。

このようにマイナス面にばかりクローズアップしてしまう癖を持ってしまう場合、良くないことが多くなります。

原因として考えられることは、親御さんから“ダメ出しばかりされている子”はこのような傾向になることが多いです。

常に親御さんから“マイナスな面ばかり指摘(ダメ出し)”されることで、マイナスな面ばかり知るようになります。

すると子供自身もマイナスな面ばかり気づくようになっていきます。

親御さんは子供の悪い所を直そうと思い、良かれと考えやっている事が逆効果になってしまうのです。


③先(次)の事を考えられない。☚結果的にこれが一番大きな原因です!

マイナス面ばかりに目が向いてしまうことで、先の事を考えられなくなります。

“先の事”が考えられなくなるのです。

気持ちの切り替えが早い子は、「今はだめだったけど次チャンスがあったらどう生かすか?何ができるか?」をという“次の事”を考えます。

サッカーは“一瞬”で状況の変わる、プレースピードの非常に早い競技です。

0.何秒で判断の求められる場面が多く、常に先の事を考えないといけないスポーツです。

それなのに、気持ちの切り替えが遅く、過去の事に捉われているとどうなるでしょうか?


先の事を考えないプレーヤーは、“プレーが後手後手に回る”ため、攻撃の成功率が低くなる。

先場当たり的に戦略もなくボールを蹴ってしまい、効果的な攻撃を仕掛けられない。

このようなプレーヤーはいかがでしょうか?


以上、気持ちの切り替えが遅い要因とデメリットをご説明しました。


それでは、気持ちの切り替えを早くするためにはどうしたら良いのか?


続きは明日ご説明したいと思います。





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