サッカー選手の怪我は『予防』する意識を!
こんにちは!
サッカーを頑張るサッカーファミリーを応援する体作りプロジェクト協会です。
今日は、怪我予防についてお話したいと思います。
『サッカーをやっているから怪我をしてもしょうがない。』
と思われている方が多いですが、実は未然に防げる怪我は多く存在します。
適切な対応をされていないことで怪我をしたり、大きな怪我に繋がっているケースがあまりにも多いのです。
そして、トレーナーさんやメディカルスタッフなどはついてるのは、Jリーグなどのクラブチームの下部組織や高校の強豪校の部活が主で、小学生のチームにそのような方たちがついていることはあまりありません。
しかし、小学生年代こそ実は一番重要です。
【小学生こそ食事指導は重要】
小学生はゴールデンエイジと呼ばれ神経系が著しく発達する時期でもあり、しかも成長期に入る前で、まだ大きな怪我をしていない子が多いのが特徴です。
この時期の食事指導は、成長期に入った時のために大変効果的な時期でもあります。
大きな怪我のない状態で、大きく成長できる可能性が大きい時期なのです。
本来は“サッカーを始めたら”食育をしてもらいたいのです。
『怪我はしない・させない』
ことが重要で、一度でも怪我をしたらその痛い部分をかばうために、他の部位でかばい、今度はかばった部位に負荷がかかるので、そのかばった部位も怪我をして、怪我の負の連鎖を引き起こしてしまうのです。
このように、痛みをかばうための代償動作を行うことで、痛みを分散させ他の部位にも負荷がかかり怪我が連鎖してしまい、どこかが治ってもまたどこかを怪我してしまい、怪我を繰り返すことになります。
このような状態にならないためにも『怪我をしない・させない』状態を作らないといけません。
【多くのサッカー選手は栄養不足】
サッカー選手の食事は普通の人(スポーツをしていない人)とは変えなければいけません。
サッカーは運動強度ランキングで3位になるくらい運動強度が高いスポーツです。
これだけ負荷が高いのに、スポーツ栄養学が浸透していないため、スポーツをやっていない普通の子と同じ食事量の子がほとんどです。
すると何が起こるのか?
栄養不足の状態では、サッカーで使った筋肉の炎症などの補修ができず、体の中からボロボロになり、怪我をしやすい状態になっていきます。
飽食の時代の現代に、栄養不足なんて不思議に思う方が多いのですが、食事の選択肢が多いため、好きなものを選べることで栄養が偏ります。
頻繁にお菓子やファストフードなどを食べていたら、食事をあまり食べられなくなり栄養素が偏ります。
そして、サッカー選手は3食だけでは『エネルギー』と『栄養素』が不足するので、『補食』も上手く使わなければいけません。
「おやつ=補食」と考えて栄養を摂取しないとエネルギーも栄養素足りないのです。
そもそも日本人は世界に比べ食事量が少なく、1日の総摂取カロリー1位のベルギーが3700kcalに対して、日本は『貧困国並み』の107位で2400kcalです。
上位国に比べそもそも低栄養国なのに、運動強度が高いサッカー選手は更に足りなくなり、低栄養状態になりやすいのです。
日本のサッカー選手が小柄なのはこのような影響もあるのではないかと考えます。
サッカー強豪国は、1日の総摂取カロリーも上位に固まっています。
これでは体格差で世界との差を埋めることは難しいのです。
サッカーキッズの痛くなる部位の上位である、『かかと』や『膝』などの痛みや『疲労骨折』などは栄養不足を疑い、食事の改善をおすすめしています。
更に食事を改善せずに栄養不足が続くと、最終的に『腰椎分離』などの大きな怪我に繋がる可能性があります。
本来なら、サッカー選手のためのスポーツ栄養学の一番の重要性は、この“怪我予防”なのです。
食事と怪我の関係をわかりやすく伝えていくと、危機意識を持たれる方は多く、講座の内容を実践し、意識が高くなったサッカーママ・サッカーパパも多くおられ、実践したことをご報告して下さる方もいらっしゃいます。
例えば、おやつにお菓子を食べさせていたが、栄養補給のためにおにぎりやヨーグルトなどを食べてくれるようになりました。
サッカースクールの練習後には、おにぎりを食べる子が多くなりました。
チームの子たちも練習後におにぎりを持ってきて食べるようになりました。
などなど、講座を受講されていないチームメイトにも伝えてくれて、安城市内の多くのチームの子どもたちが練習後におにぎりを食べてくれるようになりました。
このようなお話を聞くと講座を受講された方たちが“新しい文化を作ってくれている”ということを肌で感じる出来事でした。
皆さん知らないだけで、きちんと知り、腹に落ちれば実践して下さいます。
【大人=コーチと保護者の皆様に知って欲しいこと】
保護者の皆様
保護者の皆様には
①食事
②怪我予防のためのボディケア
③メンタルサポート
についててす。
コーチの皆様
そして、コーチの皆様に知ってもらいたいことは、
①補食と食事の重要性について
②怪我のマネージメント
についてです。
保護者の皆様が講座で勉強をして、良い内容の補食を持たせてもコーチに食事の知識がないと食べさせてくれないことも多く、そうすると怪我のリスクが上がります。
親御さんはお子様を怪我から守るために必死に勉強されています。
そして、怪我の知識を知ってもらうことで、痛みが出た時点でしっかり対応できれば、大きな怪我を未然に防ぐ事できます。
講座とは、「知識の種をまくもの」だと思っています。
きちんと種がまけると、その種は講座受講後に受講者の中に芽が芽生え、実践したり調べたり、それぞれに花を育ててくれるようになります。
理論的に理解できると大人も子どもも行動に移してくれます。
本来知らないことを知る事ができる勉強することは楽しいことで、多くの方がそれを感じて下さいます。
是非たくさんの方に、サッカーを頑張る子どもたちを守る方法を知ってもらいたいと思っています。
今大人たちが賢くなり、子どもたちに伝えていけば、それは子どもの当たり前になり、自分の子どもが産まれたら当たり前のように受け継いでくれます。
そして、それが新しい文化になれば、日本のサッカーの文化が変わります。
世界に比べ小柄な選手が多い日本ですが、食育が浸透すれば今よりも体の大きいサッカー選手が増える可能性があります。
そして、怪我の予防ができれば、良い選手が怪我で早期に潰れるリスクが減り、良い選手がもっと増えるのではないかと思います。
子どもたちは未来への希望です。
未来を変えていくために,子どもたちと『今』適切に関わらないといけません。
今と遠い未来の可能性を大きく変えていくための情報を講座の中で詳しくお伝えしています。
良い文化を子どもたちに残していけるように、今後も務めていきたいと思います!
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